ネクタイの起源と歴史
ネクタイの原型は17世紀頃に誕生したとされています。有名な説として、ルイ13世を守るためにクロアチアの兵士がフランスを訪れた際、彼らが首に巻いていたスカーフが起源というものがあります。兵士たちは無事の帰還を願い、妻や恋人から贈られたスカーフを首に巻いていました。これを見たルイ14世が興味を示し、側近に「あれは何だ?」と尋ねると、側近はクロアチア兵を指して「クラバット(cravat)です」と答えたことから、このスカーフがクラバットと呼ばれるようになったと言われています。
一方で、14世紀には既にフランスで”cravate”という言葉が使われていたという説もあります。1660年頃のクラバットは幅広のネッカチーフを首に巻いたシンプルなものでした。現在でもフランス語でネクタイを”cravate”と呼ぶ名残が見られます。18世紀には、首に布を巻くスタイルは兵装としても広まり、第一次世界大戦頃まで一般的な男性の正装として定着しました。
生地選び

シーズンごとにセレクトした生地の中からお好みでお選びください。
国産生地:¥16,500-
インポート生地 :¥20,900-
納期:1ヶ月
STYLE.1 シンプル仕様

一般的なネクタイの仕様で、大剣と小剣が同じ生地で仕立てられています。
最も汎用性が高く、ビジネスからフォーマルまで幅広いシーンで活躍します。
裏地付きでしっかりとした仕上がりとなり、芯地には適度な厚みを持たせて形を保ちやすくしています。
- 裏地:同系色や柄物を選択可能
- 全長:約140cm〜150cm
- 剣先幅:8cm前後(クラシック)
- 細剣幅:4cm〜5cm
- カンヌキの色は指定可能
OPTION.1 カンヌキカラー

本格的なハナカンで仕上げたカンヌキは、糸の色を自由に指定できます。
印刷と実際の色には若干の差が生じることがあります。
裏生地

表生地に合わせて裏生地の色味をお選びください。
STYLE.2 小剣別柄仕様
+¥3,300-

通常のネクタイの形状を維持しつつ、中接ぎ部分や小剣部分の柄を別柄に指定できる仕様です。
ノット部分で小剣が少し見えるようにずらして着用することで、配色のアクセントを楽しめます。
- 裏地は指定可能(裏地見本から選択、または同じ生地使用)
- カンヌキの色は指定可能
STYLE.3 剣先手三つ巻仕様
+¥5,500-

昭和20〜30年代に見られた伝統的な仕様です。大剣先と小剣先を手作業で三巻に仕上げ、裏地は使用しません。芯地は剣先の裏側から見えないようにカットされるため、生地の裏面が見える仕立てです。特にレジメンタルなどのトラッドなデザインに適しています。
- カンヌキの色は指定可能
ギフトボックス
+¥2,200-

贈り物におすすめのギフトボックス仕様
ネクタイの全長について
ネクタイは一度締めるだけでも2〜3cm伸びることがあります。日常的に使用しているネクタイの場合、購入時より5〜6cm伸びている可能性もあるため、全長を決定する際は注意が必要です。市販のネクタイは通常140cm〜145cm程度です。
ネクタイのメンテナンス方法
保管方法
- ネクタイをケースにしまう際は、表面を外側にして折りたたんでください。谷折にするとシワが目立ちやすくなります。
- ロール状での保存は避け、真っ直ぐに吊るすのが理想です。
毛羽立ちの処理
- シルクのネクタイは摩擦に弱く、剣先などの擦れやすい部分に毛羽立ちが生じることがあります。ガスライターで軽く炙ることで毛羽立ちを除去できます。(オイルライターは使用不可)
糸引きの処理
- 飛び柄や水玉などのデザインでは、糸が飛び出ることがあります。その場合は糸切りハサミで慎重に切り取ってください。
クリーニング
- ドライクリーニングは推奨されません。シルクとウールの芯地の収縮率が異なり、仕上がりが悪化する可能性があります。軽い汚れはベンジンを含ませたガーゼで叩くように落としてください。
- 重度の汚れやシミは専門店に相談し、染み抜きを依頼してください。
修理対応
- 長年使用したネクタイの修理や仕立て直しも対応可能です。剣先の擦れや型崩れなどのトラブルが生じた場合は、お気軽にご相談ください。
まずはお気軽にご予約・ご相談ください
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